書くよりも、紡ぐを意識して。

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こんにちは。Office Vinculoの中西です。

私は2012年に独立起業しました。
その時から、ディレクターという、
ちょっと偉そうな肩書を自分自身に与えたのですが、
半分はライターとして、文章を書く仕事を生業としています。

よく「文章を書けるってスゴいですね」と社交辞令をいただくことがありますが、
正直、文章なんて誰でも書けると思います。
現に皆さん、普通にメールやSNSで書いてますもん(笑)

「仕事の文章は別でしょう?」と思われるかもしれませんが、
それも正直、あんまり変わらないのではないかなと。

例えば、インタビュー取材をした場合、
それをメモしたり、録音したりして、書き起こせば
だいたいの文章は出来上がります。

ただ、そのまま書き起こした文章を、第三者が読んだ場合、
その第三者に理解してもらえるのか、というのが問題です。
ありがちなミスとしては、聞いてる本人はわかっているけど、
第三者には説明不足な話になること。
そのためには、読み手のことを意識して、情報の補足をしてあげないといけません。

そうなると「文章を書ける」というよりも、
必要なのは「文章(情報)を集めて、わかるように書き直す」“編集力”になります。
この編集の部分が、商業用文章を書けるかどうかのポイントになってくるでしょう。

インタビュー以外の取材方法のときでも一緒です。
資料から参考になるポイントを探して、クライアントの希望する内容を聴いて、
自分の持ってる知識や情報を盛り込み、まったくの第三者が読んでもわかるようにする。

そこまでいくと、「文章を書く」というより、「情報を誰にでもわかりやすく紡ぐ」という感じですね。

“わかりやすく紡ぐ”というのも、僕が気をつけているポイントです。
自分自身が、何を言っているのかわからない文章が嫌いですし、
みんなにわからなければ、伝わりませんし、伝わらなければ、無いのと一緒ですから。

読み手のことを意識して、伝わるように書けば、文章は誰にでも書けると思います。
だって、友達とのメールのやり取りでも、自然とそうしたことができているでしょ(笑)

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